2013年8月31日土曜日

違和感を携えたまま、私は今日もiphoneを持ち運ぶのですが・・・。

情報の行き来が早すぎる。

最近、私がすごく感じていることです。

東京に生まれて、東京で育って、この街しか知らなかった私は、
去年1年間はじめて別の街で暮らしました。

私が1年間という年月を過ごしたのは、福岡です。

福岡は天神。
東京を日本の中心だとしたら、南に向かって飛行機で1時間半くらい。


地図で見るとずいぶんと遠くにある街ですが、行ってしまえばあっと言う間。
そして、都会です。

ただ、暮らしてみてすごく感じたことがあります。
ぱっと見は都会ですが、スピード感は東京に比べて全然違います。

東京が1だとすると、福岡のスピードは0.7くらい。
心地よく、ゆるやかなスピードでした。
(福岡、すごく好きです。)

さて、別の街で暮らして今、東京に帰ってきた私は冒頭に書いたように、
情報の行き来が早すぎると感じています。

感覚的な話になりますが、
ぱっと頭に入ってきて、ぱっと頭から出て行く情報が多すぎるんです。

このままでは何だか、自分の中に何も残らないような恐さがあります。


そんな私は、前にも増して本を読むようにしています。

深く、しっかりとした濃い味付けの情報でもって、
忘れられない何かを、僕自身の中に残したいと、そんなことを考えるのです。

いずれこの情報のスピードについていけなくなって、
意図的に情報を遮断しようと、試みるかもしれません。

それくらい、普通に暮らしていても情報スピードが早すぎると感じます。

今日はそんな情報スピードに関する話。

違和感を携えたまま、私は今日もiphoneを持ち運ぶのですが・・・。

2013年8月25日日曜日

徒然なるままに。

ナウシカを原作で読んでいます。

面白い本ほど一気に読んでしまうものです。

だけど、この本は時間をかけて読もうと思っています。

今、1巻を読んだところ。


ご存知の方も多いと思いますが、映画は原作の3巻のはじめの部分までの話です。

ですので、そもそも映画は原作の全てではないのですが、

それ以上に、世界観が全く異なります。

ちなみに、これは人から聞いた話。

私はまだ1巻しか読んでいないので、あまり多くを語れません。

閑話休題。

最近、私はどこか違和感を覚えながらココ大都会、東京に生きています。


その違和感は主に2つ。

1つは、生活レベルで感じる違和感。

それは、今更と言ってしまえばそれまでですが、
コンビニ弁当に代表されるような、何が入っているか分からないのに、
いや、何かよくないものが入っていることが分かっているのに、
口に入れているもののについての違和感です。

あるいは、美味しいと言われて食べるレストランの食事に払うお金は、
果たして妥当な金額なのか?という疑問から生まれる違和感かもしれません。

あるいは東京という街に人がいすぎて、
休みの日にどこに行こうにも人で溢れ返っている現実に関する違和感かもしれません。

そしてもう1つは、仕事に関する違和感。

これについては何となく理由が分かっています。

しかしうまく説明する言葉が見つからないかもしれない。
あるいは、きちんと説明しても理解されないかもしれない。
そういった一抹の不安は拭えないでいるのです。

しかし、私は書き綴ることにします。


それは、私はしたいと考える仕事が「私でなくてはできない仕事」だからです。

ミッションと言う人がいます。
使命と言う人がいます。

どの言葉も実はあまりしっくりこない言葉です。
「私でなくてはできない仕事」もどこか傲慢に聞こえるため、しっくりきません。

何と言えばいいのでしょう?

・・・。

少し考えたくらいでは、言葉が出てきそうもないので、今日はやめておきます。
自分ではじめておいて身勝手ですが、お許しください。

さて、2つ目の違和感についてうまい説明ができませんが、今日のところは中途半端に文章を終えたいと思います。

思考を言葉にして残すことは、時に釈然としない余韻を残すこともあります。
今、まさにそういったケース。

しかし、私は思うのです。
水のように形を留めない思考の類いは、形を留めないままで一度捉えようと試みるのも一興だと。

詭弁でしょうか。

徒然なるままに。

2013年8月18日日曜日

もう街の本屋さんはいらないのでしょうか?(その2)

前回の記事を書いてから、かなり時間が経ってしまいました。

「もう街の本屋さんはいらないのでしょうか?(その1)」はこちらです。

前回は、減り続ける街の本屋さん。
その原因を、考えてみました。

そして今回のブログで考えてみたいことは、下記の通り・・。

もう街の本屋さんはいらないのでしょうか?

・・いえいえ、そんなことはありません。
おっと、返す刀で思わず結論を言ってしまいました。

これで文章を終えても何の面白みもありませんので、今から私なりに思うところを書いてみたいと思います。

まずは、街の本屋さんを分析してみます。
拙い分析ですが、お付き合いくださいませ。

在庫数では不利・・。

前回のブログで、こう書きました。

「在庫数でAmazonにも大型書店にも負けてしまう街の本屋は、
本当にひとたまりもない」

「在庫数」という切り口ですと、街の本屋さんは圧倒的に不利です。

Amazonには物理的に勝てませんし、当たり前ですが大型書店にも敵いません。

これはもう圧倒的に勝てない部分ですね・・。

むむむ。

提案力!

しかし、提案力という切り口ではどうでしょうか?


多くの場合、街の本屋さんの仕入れは少人数でしています。
店主が一括で請け負っていたり、数人で分担していたり。

元々、少人数ですから仕入れをしている人も限られてきます。
それに加えて、場所も広くないので品出しする棚も多くないです。

つまり、お店のスタッフに聞けば、どんな本がどこに入っているのかを把握していることが多いのです。


視点を変えると・・。

「なんか面白い本入りました?」という質問に対して、答えが返ってくる可能性が高いと言えます。

「最近面白い本が入荷しました。天文学の本なんですが、すごく簡単にほにゃらら・・」
・・といった具合です。

これすなわち、提案力です。

この点は、Amazonにも負けないはずです!

Amazonの提案力?

しかし、Amazonだって提案力はあります。

「〇〇を買った人は、〇〇も買っています」といったリコメンドがありますものね。

そうそう。

だから、街の本屋にも提案力がありますと言われても、「はあ?だから何ですか?」と言われてしまうかもしれません。

ここで、Amazonのリコメンドについて考えます。

Amazonのリコメンドは、世界で3億人近くいると言われるユーザーのネット上での行動履歴を元に作成されています。

詳しく説明すると「協調フィルタリング」という技術が使われています。

これは、wikipediaいわく。

多くのユーザの嗜好情報を蓄積し、あるユーザと嗜好の類似した他のユーザの情報を用いて自動的に推論を行う方法論である。趣味の似た人からの意見を参考にするという口コミの原理に例えられることが多い。』

・・とのこと。

つまり、Amazonのリコメンドは、今までのデータを参照して「あなたみたいな人だったら、きっとこの本も好きですよ。」といった推測と言えます。

ですので、天気予報に近いと言えるかもしれません。

「この空の様子だと、きっと明日は雨が降りますよ。」といった具合です。

街の本屋さんの提案力

一方、街の本屋さんのリコメンドは当然ですが、スタッフが直接します。

スタッフはあなたが過去に買った膨大の本のことは、ほとんど知りません。

しかも、スタッフの脳内にある本の量はAmazonのそれに比べたら少ないでしょう。


加えて、あなたが読みたいであろう本が、彼(ないしは彼女)の脳内に、

必ずしもあるかなんてことは、誰も知り得ません。

確率の問題で言ったら、Amazonのリコメンドには敵わない気さえしてきました。

しかし、私は言いたいのです。

街の本屋さんのリコメンドには、Amazonのリコメンドには到底敵わない点があると。

それは、「人がするリコメンドである。」といった点です。

それ以上でも、それ以下でもありません。

人が薦めるから、そこにはストーリーが生まれます。

人が薦めるから、そこには感情が生まれます。

人が薦めるから、そこには愛着が生まれます。

いくらAmazonのリコメンドがデータの最適化を経て、
ますます人々のニーズに深く突き刺さるようになっても、
人から人に本を薦める街の本屋のワンシーンには、
Amazonには敵わない力があると思うのです。

街の本屋さんはいらないのでしょうか?

この問いに私は、「ますます必要になる」とまで言ってしまいたいです。

ますます便利になっていく世の中で、これから人々が本当に必要とするのは、

すぐにモノが手に入る利便性よりも、人の感情があってストーリーがある。
感情があって、愛着がある。そんな柔らかい要素であるような気がするからです。


今後は、生き残りを懸けて街の本屋さんも、どんどんと形を変えていくと思います。

いかに「提案力」を高めて、顧客を飽きさせない場所にするか?がポイントとなってくるかもしれません。

街の本屋さんが減っていく現状は切ないですが、生まれ変わって行く本屋に今後も注目していきたいと思います。

ご一読、ありがとうございました。

2013年8月17日土曜日

感謝の心を大切にしたい。

タイトルの言葉は、私が社会人になる前に心にしたことの一つです。

その当時は、これといった確かな考え方はありませんでした。

ただなんとなく、大切にしたいことだったから心に留めたのでした。

しかし、今になって改めて「感謝」の大切さに気づいています。


なぜでしょう?この記事では簡単にそのことを記してみます。

さて、感謝するためには何が必要なのか?

そんなことを、考えてみました。

そして、なんとなくの答えを出しました。

気づいている

私はその質問対する答えは、「気づいている」ことだと思います。

何に対する気づきでしょうか?

それは、感情に訴えるようにして言うと「一人じゃ何もできない。」とか、

「みんなに支えられて、自分がいる。」とかそういったことです。

そういったことに対して、きちんと「気づいている」と感謝の気持ちが芽生えます。

社会人一年目の私は、どちらかと言うと上記した感じ。感情的。

・・・しかし、少し時が経ち、私の社会人生活は4年目に入りました。

今、私は感情的ではなく、いろいろなことに気づきはじめています。


いろいろなこと?

それはなんでしょう?

それはきっと、会社で働いているから定期的に収入があるということ。

自分の出来不出来に関わらず、ある程度の収入が約束されていること。

健康保険に入れるということ。

仕事の仕方を学ぶことができるということ。

その仕事に関わる知識を手に入れられるということ。

周りの方々に、分からないことを質問できるということ。

無料でたくさんの人のありがたい話を聞くことができるということ。

セミナーだったら、お金を払わなくてはなりません。

あとは、PCが支給されること。

名刺が渡されること。


・・・まだまだたくさんあります。

会社の名前があるから、無条件で最低限の信用を得られること。

例え会社の名前が知られていなくても、少なくとも定職に就いていると、

分かってもらう。それだけでも、一つの信用が得られます。

また、会社を通じて多くの人と出会うことができます。

きっと会社に勤めず、個人で人に出会おうとしても、

仕事を通じて出会える人の数に比べたら、そこまで多くの出会いはないでしょう。

また、会社の予算でチャレンジできることも魅力です。

自分のお財布から大金を出すのは死活問題ですが、

会社に勤めていると比較的大きな予算で、チャレンジすることができ、

かつ、言い方は悪いですが、成功しても失敗しても定額の給与は入ってきます。

それは個人でやることを考えると、夢のような話ではないでしょうか。

”気づけたからこその”感謝の心

ざっと書き綴りましたが、きっとまだまだ出てくるでしょう。

いかに会社勤めをして恵まれているか。

そのことに最近やっと気づけた私は、感情的な想いを抜きにして、

”気づけたからこその”感謝の心を持てたように思います。


当たり前のことだと思っていたことは、実は当たり前ではない。

これからも、感謝の心を持って生きていきたいので、

しっかりと自分が恵まれていること、人に良くして頂いていること、

それらをしっかりと気づくようになりたいと思います。

それでは長くなりましたが、ここらで失礼いたします。

2013年8月11日日曜日

上司ビューを手に入れる!

夏の暑さも真っ盛り。

去年の夏を思い出して比べると、心なしか今年の方が暑い気がします。

なんだか熱帯地方の気候のよう。

しかし熱帯地方には行ったことがないので、イメージの話です。

・・さて。

最近、ふと仕事をしながら考えたことについて書いてみます。

何を考えたのかと言うと、それは「上司に話しかける絶好のタイミング」についてです。


それは先日、仕事をしている時のことでした。

何の気無しに、顔を上げてオフィスの様子を見ていると、

別の2人が上司に話しかける光景が見えました。

1人は、上司に明らかにうるさがられていました。

そして1人は、上司に聞く体勢に入ってもらっていました。

私はその光景を見ながら、2人の一体何が違うのか?

そして、「上司に話しかける絶好のタイミング」とは、いつなのだろう?

・・・と、そういったことを考えたのです。

そして、自分の経験も思い返しながら、

絶好のタイミングには、2つの要素があることに気づきました。

その1

それは、「上司の集中力」です。

上司に限らず、人は仕事をしていても、

ずーーーっと集中力がMAXで継続するわけではありません。

どこかのタイミングで必ず途切れます。

そして、その集中力が切れたタイミングで話しかければよいのです。


具体的に言うと。

上司によって異なりますが、煙草を吸いに行く3分の間だったり。

トイレに立って、帰ってきた瞬間だったり。

誰かと雑談して、気を紛らわせていた直後だったり。

仕事と仕事の合間に、集中力が一瞬切れた時こそ、

話しかける絶好のタイミングだと思うのです。

その2

しかし、もう1つの要素も忘れてはならないと思います。

それは、「上司の仕事の優先順位」です。

自身が抱えている仕事の優先順位を把握することは当然ですが、

上司には上司の優先順位があります。

例えば、あなたの上司にとって、チーム全体の営業成績を把握することが、

今、一番の優先順位だとします。


なぜなら、午後の会議で社長に報告するからです。

そんな中、明日までに必要な資料のチェックをあなたに頼まれても、

上司は、困ります。

会議の後で、いいだろう。そう思うはずです。

上司ビューを手に入れる

上司に話しかける絶好のタイミングを知る上で、要素を2つ挙げました。

そしてその要素を昇華すると、こういったことではないでしょうか?

ずばり、「上司ビューを手に入れる!」です。

上司の集中力や優先順位を把握して、

絶好のタイミングで、話しかけることができる。

それだけに留まらず、常に上司の視点でチームを俯瞰したり、

経営課題を捉えたり、上司の上司の存在を感じる。


その視点を通じて仕事を進めれば、必然的に上司も仕事を進めやすくなり、

結果、あなたの仕事も進めやすくなるはずです。

最後に

・・といっても、なかなか上司ビューを手に入れるのは、難しいものです。

ですので、優先順位やチームの課題、経営課題などなど。

私はこう思いますが、合っていますでしょうか?


といった聞き方で、失礼のないように確認させて頂くのも一つの手かと思います。

上司とうまくコミュニケーションをとることで、仕事がしやすくなる。

それはきっと会社が学校に変わっても、

上司が先輩に変わっても、例え組織が変わったとしても。

上下関係がある組織であれば、同じことだと思います。

長文になりましたが、本日はこれまでです。

ご一読ありがとうございました!

2013年8月4日日曜日

月の夜の帰り道

そのコトをどう捉えるかによって、良くなったり悪くなったりするものであって。

そのコト自体には、良いも悪いもないんだって、何かの本に書いてあった気がします。

その時つらいことでも、後になって振り返ると、すごく良い経験だと感じる。

私のそう長くはない人生経験にも、そういったことはあるものです。


帰り道、いつもの見慣れた帰り道。

暑く、蒸すような夜道を歩いて家に着いたあと、そんなことを考えました。

僕らは人生という長い道を、少しずつ少しずつ歩いているのです。

昨日より今日、今日より明日と、何かを分かったような気になって。

その実、何も分かっていなかったり。

それが、意外にも真理に近づいていたりして。

真理ってなんだろう?だなんて聞かれても、誰も答えられなかったりして。

そうして、決して真っすぐではない道を、歩いているのです。

あなたの街の月は明るいでしょうか?

僕の街のそれは窓から探しても見つからないので、明るいものと仮定します。

このまま言葉を綴り続けていたら、限りなく寝言に近づいていきそうです。

それでは頃合いを見計らって、寝ることにします。

おやすみなさい。

「伝え方が9割」

8月に入りましたね。

蝉が鳴いています。

季節が移り変わるたびに過去を振り返って、「時が経つのは早い」と憂うのはいつものこと。

何度振り返っても早いものは早いのに、やはり振り返ってしまう。

そして「早い」と言います。

その繰り返しが愛おしかったり、したり、しなかったり。

閑話休題

久しぶりに本の紹介をしたいと思います。

最近、というか昨日読んだ本で非常に良い内容でした。

その本はこちら。


この本を手に取ったきっかけは、ファミリーマートです。

雑誌を読もうとして、何の気なしに視線を泳がせていました。

そうしたら、なぜかこの本が視界に飛び込んできたのです。

佐々木圭一氏

さて、本書の内容に触れる前に著者をご紹介いたします。

2012年Cannes Award3冠(どうぶつ救援本部)
日本人初、米国One Show Designでゴールドを獲得(Mr.Chiildren)
アジア初6カ国の歌姫プロジェクト実施(アジエンス)
アジアで最も成功したと評価されAIMアワードグラクプリを獲得(いろはす)、など、国内外で51のアワードを獲得。(出典はこちら

上記したのは、華々しい経歴のほんの一部です。
佐々木氏は、コピーライター、ディレクター、はたまた作詞家として有名な方です。
まさに、言葉の専門家ですね。

「伝え方が9割」

そんな佐々木氏が、この本で伝えたかったことはなんでしょう?

一つは、「心を動かすコトバは作れる」ということだと思います。

時に「言葉が降ってくる」といった表現をします。

「詞が降ってきました」というミュージシャンの話、聞いたことがある方もいるはずです。

それくらい右脳で直感的に生まれるのが、良いコトバだと思いがちです。

しかし、佐々木氏は言います。

「世の中で、その存在は知られていませんが、心を動かすコトバはつくれます。

料理のレシピのように。」

そう。この本で佐々木氏が伝えたかったことの一つは、これだと思います。

「心を動かすコトバは作れる」・・・です。

今、オススメの本です。

さて、このブログではそのレシピの紹介はしません。

いくつかのレシピが本に書いてありますが、どれも本当に目から鱗です。

佐々木氏のレシピ通りにコトバを作れば、今までのコトバが少しだけ変わります。

そして、そのコトバを受けた人の印象は、ガラっと変わることでしょう。

メール、SNSなど、コトバを介したやりとりが過去以上に増えている現代。

より一層、人に対してコトバを上手く伝える力が求められます。

つまり、今こそ読むべき本だと思うのです。

騙されたと思って買って読んでも、悔いの残らない一冊だと思います。

それでは、今日はこの辺で。

ご一読、ありがとうございました!