情報の行き来が早すぎる。
最近、私がすごく感じていることです。
東京に生まれて、東京で育って、この街しか知らなかった私は、
去年1年間はじめて別の街で暮らしました。
私が1年間という年月を過ごしたのは、福岡です。
福岡は天神。
東京を日本の中心だとしたら、南に向かって飛行機で1時間半くらい。
地図で見るとずいぶんと遠くにある街ですが、行ってしまえばあっと言う間。
そして、都会です。
ただ、暮らしてみてすごく感じたことがあります。
ぱっと見は都会ですが、スピード感は東京に比べて全然違います。
東京が1だとすると、福岡のスピードは0.7くらい。
心地よく、ゆるやかなスピードでした。
(福岡、すごく好きです。)
さて、別の街で暮らして今、東京に帰ってきた私は冒頭に書いたように、
情報の行き来が早すぎると感じています。
感覚的な話になりますが、
ぱっと頭に入ってきて、ぱっと頭から出て行く情報が多すぎるんです。
このままでは何だか、自分の中に何も残らないような恐さがあります。
そんな私は、前にも増して本を読むようにしています。
深く、しっかりとした濃い味付けの情報でもって、
忘れられない何かを、僕自身の中に残したいと、そんなことを考えるのです。
いずれこの情報のスピードについていけなくなって、
意図的に情報を遮断しようと、試みるかもしれません。
それくらい、普通に暮らしていても情報スピードが早すぎると感じます。
今日はそんな情報スピードに関する話。
違和感を携えたまま、私は今日もiphoneを持ち運ぶのですが・・・。
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