2014年1月1日水曜日

徒然なるままに(後編)

さて、後編です。

特に前編ではコレ、中編ではコレ、後編では…。
と、決めて書き始めていないのですが、
気がついたら後編を書き始めています。

コーヒーはすっかり冷めてしまいました。

ここでは私自身が構想まで練っているサービスの概要について
少し書きます。

文章にするのは初めてですので、
分かりにくいかもしれませんが、ご容赦くださいませ。


今考えているのは、ユーザーの志向性を学習して、
その人に最適な記事を配信するwebマガジンです。

ユーザーは、自分が読んで嬉しい記事をwebマガジン自体が
選別してくれてhappy !!

配信側(広告主)は、自社の商品に対して、購買にいたる
(あるいはブランディングが刺さる)ような最適なユーザーに
記事広告が配信されてhappy !!というわけです。

経緯を簡単に話すと、
元々、私は書店員だった去年、「面白い本ない?」と多くの人から
質問をされた過去があって、本のリコメンドサービスを思いつきました。
皆さん、本を読みたい気持ちはあっても、何を読んでいいのか分からない。

そこで考えたのが、
誰それ(有名人)のオススメの本が、pintarestのようなサイトで
たくさん閲覧できるサービスです。

それこそ、サイバーエージェントの藤田氏が薦める経営書であれば、
私、読みたいです。
あるいは、サカナクションの山口氏が薦める文学書?
それも、私、読みたいです。といったユーザーのニーズです。

しかし、よく考えてみると本に限らず、モノが溢れた現代に置いて、
皆(たぶん私だけではないはず…。)本に限らず、何買ったら良いのか、
よく分からないと思うのです。

良さそうなモノはたくさんあるけれど、何を買ったらいいんだろう?
何を基準に選んだら良いんだろう?
といった具合です。


そこでうーんと悩んでいた矢先に、あるサービスと出会います。
それが、Gunosyでした。

独自のアルゴリズムで、ユーザーのSNS情報を解析し、
そのユーザーの志向性を学習します。
更にサービスを使い続けることで、志向性の学習は進み、
よりユーザーに合った記事を配信するようになっていくと。

これはすごいサービスが世に出たなー。
しかも、東大生かよ、すげーと。衝撃を受けたわけであります。

更に私が去年転職した先が、webの広告代理店だったことも手伝って、
IT周辺(主にweb広告)の情報が集まってきました。
ユーザーから課金はしませんので、Gunosyのマネタイズ方法は、
今のところ「web広告」です。

ああ、このビジネスモデルであればマネタイズのイメージがつくなと。
そう考えた私は、上記したようなビジネスモデル、
「ユーザーの志向性を学習して、その人に最適な記事を配信するwebマガジン」
を思いついたのでした。


しかし、ここで大きな壁が立ちはだかります。
Gunosyチームにあって、私たちに無いもの。
それは、技術力です。

自らアルゴリズムを作り、ユーザーの志向性を学習するエンジンを
作ることのできる彼らに対して、私たちには何かを作り出す技術力が
ありませんでした。

これはかなり致命的、というより、ビジネスモデルそのものを
根本的に見直さなくてはならない事態。
例えるなら、航海に出ようとしてるのに船乗りが一人もいない、
全員料理人。みたいな状況です。

船上で美味しい料理は作れるけど、船を操縦したことがない、
そんな状態です。(2014年1月1日時点で、今ココです。)

じゃあ、航海に出れないじゃん!!
そんな当たり前のことに気づいたのは、
サービスを考えついてからしばらくしてから。
(2013年の11月頃?)

船乗り、もといエンジニアは散々探していますが、
未だ出会えず…。いえ、何人かお会いしていますが、
一緒に航海に出ましょう!と意気投合した方は、まだいません。


ここで立ち止まっていても、しょうがないです。

私は、この状況で私たちに残された道は2つだと思っています。
A) 一緒に航海に出る船乗りを見つける。
B) 航海に出るという選択肢を捨て、別の道を選ぶ。

※この年始でA) B)の両方の可能性を見極めないとならない。
そういった感覚が私にこのような文章を書かせているのかもしれません。

じゃあA) B)のどちらを選ぶのか?
正直なところ決めかねています。
悩んでいるわけではないですが、今の今で決める必要はない。
そう考えています。

人との出会いは突然です。
すでに出会っている人の、心の移り変わりも、
いつ何時起こるかわかりません。

だから今の私たちにできることは、料理人らしく、
ひたすら料理の腕を磨きながら、船乗りを仲間にできるよう、
魅力的な料理を作って行きます。

料理とは、すなわちコンテンツです。
ユーザーを惹きつけるコンテンツメイカーとして優秀であれば、
その先の未来、ユーザーごとに配信する記事を
分けるキュレーションサービスになろうとも、
優秀な編集眼を持てることでしょう。


それであれば、船乗り(エンジニア)が後からjoinした時に、
素晴らしい航海ができる、と。

いろいろと書きましたが、
ただ形のない何かを信じて、祈って、前に進むだけです。

そう思っています。

こうしている今も、サービスのことを考えています。

世の中に新しい風を起こすこと、その風をアジアに、
そして世界にまで吹かせること。

この人生を懸けて、実現したいこと。
コミットしていきます。

2014年は、忙しくなりそうです。

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