僕はどちらかと言うと本を読んで知識を得る人間でした。
とにかく本を読むのが好きで、たくさんのいろんな本を読んで、知らない世界を知るのが好きでした。
過去形で書きましたが、今も好きです。本を読むのは好きです。きっとずっと好きでしょう。
ただ、ここのところサービスの企画書を持っていろんな人に会いに行き、いろんな人の話を聞いている中で、気づいたことがあります。
それは、人に会って話を聞くことによる知識の増え方がハンパないということです。
少しくだけた書き方で、感覚的な表現ですが、僕はうおーハンパないなーと、感じています。
本は静的な知識です。
僕らはその知識を文字や時に写真から得ることができますが、こちらが感じた疑問に対して、本は答えてくれることはありません。
ほにゃららって何ですか?
といった質問をしても、本は何も返してくれないのです。
しかし、人に会って話をすると、浮かんだ疑問に対して、その人がその場で答えてくれます。すると、僕らはその答えからさらに一歩進んだ理解を得ることができますし、分からなければさらに聞くこともできるのです。
さらにもう一つ。
知識を記憶するといった視点で考えると、人に会って話を聞くことで、その時のその人の手振り身振りや声の調子など、いわゆるノンヴァーバルコミュニケーションが、記憶を色濃くすることに一役買っているのではないかな?
そんなことも考えます。
さてと、そんなことを逡巡しているうちに降りる駅に着きました。
身体の芯に眠気を携えて、ホームに降り立つことにします。
0 件のコメント:
コメントを投稿