2013年7月2日火曜日

ちょうどいい温度で。

夢を描く。
私は大学生の時分によくこのフレーズを口にしたり、書き綴ったりしていました。

夢を描く。そしてそれを叶える。
なんとも青くさい言葉ですが、確かに私はそうした言葉を使っていました。


時は経ち、社会の荒波にもまれた私は、うまくいくこととそうでないことを知るようになりました。

「世の中そんなに甘くはない」といった言葉や、「社会の厳しさ」といった言葉がちらりと脳裏を舞うようになりました。

自分が信じていたものとか、見えていた世界がいつの間にか縁遠いもののような気がする。

そんな気持ちを味わうようになりました。


簡単に言ってしまえば、学生気分だった私が社会人の洗礼を受けた。
そんな一文ですまされてしまうことかもしれません。

しかし、「夢を描く。そしてそれを叶える。」と言葉にした私にとって、それは決して楽しい経験ではなかったように思います。


さて、もうすぐ夏がきます。秋になれば私は26歳を迎えます。

そんな25歳の私は今、改めて言葉にしたいと思います。
「夢を描く。そしてそれを叶える。」

結局、私は根本から変わることなく今日を生きています。

ただ、信じるものは変わったかもしれません。

かつては、根拠のない自信や空想の類を信じていました。
人への感謝の心を忘れず、日々を楽しく生きていれば必ず夢は叶うと思ってたのでしょう。

今は、違います。
時間をかけた努力を信じています。
地道な積み重ねを信じています。

それらが全て、描いた夢を叶えるために適切な行為であれば、必ず結果が出ると信じています。

熱くなりすぎず、冷めもせず、ちょうどいい温度で。
今、この瞬間も含めて懸命に生きていこうと、そんなことを思っています。

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