2013年7月7日日曜日

朝、カフェにて

静かに、そっと深呼吸をする。

コーヒーの香りがすーっと鼻孔をくすぐる。

街がまだ目覚める前。

なんとも言えない気怠さを身に纏いながら、カフェでくつろぐ朝の時間が好き。


いくつかの重要なことは、忘れてしまった。

でも、いくつかのくだらないことを覚えている。

ただ、その重要かくだらないかの境界線なんて、時と場合によって逆転してしまう。

そう思えば、あってないようなものだ。

そんなことを考える。



遠くの国で内紛が起きて、人がたくさん死んだとニュースでやっていた。

日々、メマグルシク僕らを取り巻く環境は変わって行く。

生まれたばかりの赤子でないから、哀しみが世界を覆う瞬間があることも知っている。

でも願わくばこの朝の時間のように、その平和の輪郭を確かめる瞬間を多くつくりたい。

そんなことも考える。

コーヒーはもう、冷めてしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿